ダイスケです。
「FXは頭がいい人がやるとヤバイくらい稼げるらしい！」
そんな話を聞いて、実際に口座を開き、トレード。いやいや！
元本が全て溶けてパーになってしまった！
そんな話がネット上でよく取り上げられますね。しかし、気軽にFXと言っている方、
そもそもFXという２つのアルファベットが一体なんの略字なのか？
ご存知の方が一体どれほどいらっしゃるでしょうか。
まずはFXに手を出して損を被らないためにも、FXの基礎、
初歩的な知識を身につけFXの本質を知りましょう！
FXの基礎の基礎とは？
FXとは「Foreign Exchange」の略称であり、直訳すると
「外国為替」となります。
しかし、これでは直訳すぎるため
「外国為替証拠金取引」という、なんだかとてつもなく
難しそうな名前で呼ばれています。
この「証拠金」ですが、これは保証金を指します。つまり、この証拠金を
指定の口座にに入金し、その上で証拠金を超える金額の取引を
することができるようになります。
ようするに、その証拠金＝保証金、担保
ということになるため実質的には借金をした上で
取引を行っている、ということになります。
「外国為替証拠金取引」というネーミングとなっているところが
ポイントですね。外国為替ですから、外貨預金や外貨MMF同様に、外貨投資
となるわけですが、あくまえ「預金」である、株式投資のような
「取引」となるわけです。
よく聞く「レバレッジ」ってなに？
実はFXがここまでギャンブル、博打かのように騒がれる
ようになってしまったのには理由があります。
実はこの「レバレッジ」があるからこそ、
そういうふうにFXが注目されつつあるのです。
レバレッジなど発言すれば、なんだか
「私、投資やってます」感が出てきますが、勘違いしないでください。。
このレバレッジを日本語に直すと「てこ」。
てこの原理のてこです。つまり、小さな力で大きなものを動かす
てこの原理のてこになります。
つまり？担保として差し出した証拠金の何倍もの金額を、
まるでてこの原理でも使うかのように一気に力をかけ、実質的に
その借金をした状態で取引を行う、ということ。
これを「レバレッジを効かせる」といいます。
実質的に借金を膨らませ、一時的な取引に対して大きな
金額を動かせる、取引が出来るということです。
ちょっとイメージができないとは思いますが、
数字に置き換えるといいと思います。
このレバレッジを利用すれば、普通は証拠金の2倍、そして3倍と
その程度に設定しておけばまだ問題はありません。
しかし、これに慣れてくるとだんだんそのリスクのデカさに
鈍感になってしまい、気づけばリバレッジの上限の25倍まで
ガッツリ掛けて取引をしてしまう事もよくあるそうです。
例えばですが、2009年のリーマン・ショック（金融危機）など、
いきなり為替が自分が思っていた方向より真逆に、かつ大幅に
動いてしまった瞬間にこれまでの利益は全て吹っ飛び、さらには
レバレッジをかけていた分まで借金を返済しなければなりません。
これは当然逃れられず、証券会社からご命令が下りますから
ちゃんと支払ってくださいね。
つまり、差し出していた証拠金を全て、身ぐるみ
為替相場に持ってかれてしまうということです。
確かにFXで実際に儲けを出している人の一部では
レバレッジをある程度かけている人もいます。
ただ、その反面で言えばこのレバレッジを利用することで
損を被る人もいます。そして、損を実際に被っている人の大半は
このレバレッジをかけている人なのです。
少額でもリバレッジという武器を利用することが出来るのが
FXの特徴ともいえますし、なんせ夢もありますから
億万長者を目指してリバレッジを効かせて…というのが
FXの素晴らしい部分でもあり、反面デメリットでもあります。
そういった魅力はレバレッジありき、とも言えるのかもしれません。
レバレッジは掛ける必要なし？スワップポイントを手に入れよう
「スワップポイント？さっきから横文字ばかりだな」
そんな声も聞こえてきそうですね。
このスワップポイント（スワップ金利）とは、異なる２つの通貨
の間にある金利差の事を指します。
例えばですが、金利0.1％の円を売り、そこから金利2％のドルを
購入すれば、金利差は1.9％となり、この金利分がスワップポイント（金利）
として利益となります。
金利の低い通貨を購入し、そこから高い通貨を購入すれば
利益となるわけですね。
この金利を毎日受け取れる…ここもFXの大きなメリット、魅力
なのではないでしょうか？
例えば南アフリカランド、ニュージランドドルといった
高金利通貨を購入することができれば、日本では考えられないような
高い金利収入が、毎日、あなたの口座に入ってくることに
なるわけですから一度始めたらやめられないかもしれません。
それに、さきほど解説した「レバレッジ」を効かせれば
金利差による収入も2倍3倍、そして5倍、10倍…さらには100倍以上も
手に入れることすらできてしまうのです。
目先の収入に感覚が麻痺してしまい、どんどん自分で
制御できないほどのリスクを抱えて取引にのめり込んで
いってしまいそうなことが、この「魅力」でも理解することが
できるのではないでしょうか？
しかし、スワップ金利と言っても所詮は金利。為替が
予想だにしないタイミングで突然動いてしまった場合には、
このスワップポイントなどは瞬時に吹っ飛んでしまうほど、
為替変動による影響は果てしないです。
実際、サブプライムローン、リーマンショックといった
金融危機の際には、これまでに蓄えてたスワップポイント分を
はるかに超えた損失を被った人が大量に出てきました。
ちなみにこのスワップポイントですが、どの証券会社も
すべて一律かと思うかもしれませんが、毎日若干変動します。
それに取引会社によっても金額が若干異なりますから、
外貨預金のように完全にほったらかしで稼げるということも
ないのでその辺りは要注意ですね。
FX（外為替証拠金取引）は、日常的に売り買いが出来る外貨預金
FXが他の外貨投資と大きく異る点は、実はもう一つあります。
それは、FXが「取引」と言われるのでもわかるように、
外貨預金などと異なって
毎日、自分の好きなタイミングで売買が可能
ということ。
外貨預金は例えば定期預金を購入した場合、満期がくるまで
売ることができません。しかし、FXに関しては1分1秒単位で
自分の好きなタイミングで売買が出来るのです。
買いのみならず、売りからも取引ができる点は
株式投資と全く同じ仕組みになっています。
つまり、FXは外貨預金と株式投資のいいとこどりを
実際に実現した投資手段であると言えます。
まとめます。FXとは？
FXの特徴はその他にもいくつかあるわけですが、抑えておくべき
大きな特徴があります。以下の通りです。
１…レバレッジを効かせて、少ない資金で大きな取引が可能
ということは、100万円をレバレッジ100倍で取引すると、
まるで自分が1億円を持って取引をしている感覚に陥る…
いや、これは冷静に考えてもおかしい！（今現在は25倍までの上限です）
2…スワップポイントを毎日しっかり受け取れる
取り分を大きくしたい誘惑に駆られ、リスクの高い
高金利の通貨に手を出し目がくらむ＆少額のスワップポイントを
増大するためにレバレッジをどんどん掛けてしまう
3…毎日、気軽に売買ができる外貨投資
ということで、その半面為替変動が気になり仕事どころではない…
といったことも起きてしまいます。
確かにFXはメリットが多いのも事実。しかし、その裏には
株式投資とは比較にならないほどのリスクもあることは
肝に銘じるようにしてください。
極稀にネット上のブログ、サイトではしっかりと
FXにおける手法や周辺の知識を身につける為に勉強をし
「堅実な取引を！」だとか「ローリスク・ハイリターンで！」
といった綺麗事が書かれていることがよくあります。
しかしそれに惑わされてはいけません。実際問題、数ある金融商品の中で
FXほどのハイリスク・ハイリターンな取引は中々ありません。
商品先物取引と聞くと、みんな誰もが「怖くてとても手がでない」
とおっしゃる人が大半です。が、実際のところFX取引などは、
商品先物取引と同程度のハイリスクな取引になります。
この「リスク」と「リターン」は常に表裏一体です。
FXがローリスクなんてことはありえないのです。
ちなみに、銀行で売っているような「外貨預金」ですが、
明らかにハイリスク・ローリターンの欠陥商品であると言えます。
FXが庶民にとって初めて魅力的になる瞬間、この外貨預金の
代替手段にとして、といっても過言ではないかもしれませんね。
ダイスケ
この度メルマガの発行を開始しました
投資に関する悩みやご相談承ります
