ダイスケです。
資源国とは?と尋ねられてあなたは全て答えられますか?(笑)
まず私も再度書き起こしておきたいのでまとめます。
天然資源、農産物などの商品などを産出し、それを
主な輸出品としてその国や世界の経済に影響を及ぼす国の事をさします。
そして、その資源国の通貨を資源国通貨と呼ぶのです。
ようするにこの「資源国通貨」は上記の資源で、
モロに資源の価格の変動で通貨も上下する、ということですね。
だからこそ資源故国の通貨の価格変動を知るためには
資源そのものの価格変動をチェックしておかなければ
ならないということです。
過去に金の価値がガッツリと上がり、メディアやニュースなどで
かなり取り上げられていましたね。
そういったことがおきれば豪ドルなんかも
価格の上昇といった変動も起きてくるのです。
資源国通貨の特徴とは?
まず資源国通貨と呼ばれているものについて上げておきます。
- オーストラリアドル(AUD)石炭、鉄鉱石、金、銅
- ニュージーランドドル(NZD)酪農品、肉類
- カナダドル(CAD)原油、天然ガス、ウラン
- ノルウェークローネ(NOK)原油、天然ガス
- 南アフリカランド(ZAR)金、プラチナ、ダイヤモンド
- ブラジルレアル(BRL)鉄鉱石、コーヒー豆、砂糖
- ロシアルーブル(RUB)原油、天然ガス、石炭、鉄鉱石
- 中国人民元(CNY)鉄鉱石、金
このあたりでしょう。
一部マイナーなものも入っていますが、、
まずこれらの資源国通貨すべてに言えること
ではないものの、全体的にスワップポイントが高い
ことが言えます。
例えば豪ドルやニュージーランドドルに関しては
スワップポイントを目的としたトレーダーも
かなり多いのではないでしょうか?
しかし、スワップが高いということは
金利が高い!ということが言えます。
つまり…インフレしやすいのです。
そもそもインフレで何が起きるの?ってところでしょうから
簡単に説明しておきます。
まず「インフレ」が起きると、投機対象になりやすく
相場の動きが激しくなったり、急変するなどがおきます。
つまり、安定感がなくなってしまうと。
そういうことが起きれば当然、スワップポイントで
ずーっと稼ぎ続けられるぜ!なんてことは言えなくなります。
そういう意味ではトレードするにあたって、
金利やインフレなどの基礎的な知識を入れて置かなければ
リスキーな通貨である可能性は否めません。
また、前述したように資源の価格の影響から
産物、産出しているものの影響で連動が起きてくること。
その国の主軸となっている輸出品の価格が
上下すれば、自ずと通貨も上下する=連動する
ということです。
つまり?
先物取引のチャートとぴったりはまれば
トレンドそのものは読みやすく、トレードもしやすいと。
またこれも前述しましたように資源を
他の国に輸出していることから、輸出先の国の状況などによって
為替変動も起きてくるということ。当たり前っちゃ当たり前ですが。
例えばオーストラリアなんて取引先の最大手は中国、
そして日本ですから何か指標や要人発言で
とんでもないことやらかしたら日本も、
そして中国も動いてくる、ということ。
ここまで読んでくると
「なんだか難しい通貨だな・・・」
と感じるかもしれません。簡単に勝たせてくれることはないってことです(笑)
様々な要素、要因などが複雑に絡み合って
為替の変動が起きるということですね。
今注目されてる南アフリカランドについて
豪ドルなんかよりも遥かに金利が高く
低レバレッジで運用する投資家もいるほどに
検討されている方が多いと言われている南アフリカランド。
南アフリカランド円なんてスワップ金利が
とんでもないことになってますからね。
一応、資源国通貨としても有名で、
最近BIRCSにも入れましたね。
BIRCSとは、B(ブラジル)I(インド)R(ロシア)C(中国)S(南アフリカ)
の略で、主要新興国をまとめたもの。
名だたる国の中に南アフリカが入ってて違和感を
感じざるを得ないと思います。
実はこの南アフリカランドがBIRCSに
入れた要因として考えられるのは「金利」ですね。
みれば分かるように、圧倒的に金利が非常に高いのです。
南アフリカは好物関係の産出が盛んで、
金利が高いのはもちろんのことなんですが、それよりも
投資家達に金利の高さをアピールすることで
資本を増やしている状況なのです。
他の資源国通貨があるなか、南アフリカランドに関しては
経済成長をしていくための環境がないという点で、
他の通貨とは若干違うと感じるかもしれませんね・・・。
まとめますと。
- 資源国通貨は資源の価格変動の影響がモロに出やすいため、先物取引による資源の価格変動をチェックする必要がある
- 資源国の通貨は金利が高いことからスワップポイントを得られる
- 資源国は財政状況が悪かったり、テロで狙われやすい。結果急激な価格変動が起きるリスクが高い
こんな感じでしょうか。資源国通貨の中でも
安定感のある通貨を保持し、上記のリスクや先物の変動など
ある程度の予測をしつつスワップを得る…というのがベストですね。
やはり高金利は魅力的ではあるものの、
リスクもその分高く付いて回る、ということが言えます。
ダイスケ
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