ダイスケです。
今回は「FXの特徴とメリット」について話をしていこうと思います。
まず一つ目。
外貨の売りからも取引を始められる
FXでは外貨の買い(ロング)からだけではなく
外貨の売り(ショート)からも取引を始められます。
例えばドル円でドル売り、ドルが下がった(ドル安円高)所で
買い戻せば利益となります。
外貨同士の通貨ペアでも同様で、下がる(安くなる)と思った方を売り
下がった所で買い戻せば利益が出る仕組みです。
差金決済だから少ない元手でできる
FXは差金決済という決済方式によって取引が行われます。
売り買いによって発生する差額分(売買ポジションの手仕舞い)
するわけですから、自己資金の何倍もの取引を行おうが
決済する時にその差額分で発生する損失以上の証拠金が口座にあれば
大きな金額の取引も可能となるのがこのシステムです。
しかし、本来外貨を買うのに必要な資金が足りないのに
一体どうやって取引出来るのでしょうか?
FXの取引が同日に決済される
それは、FXの取引が同日に決済されるから可能になるのです。
例えば、円で100万ドルを買うには、1ドル=100円の時
外貨預金では実際に1億円が必要になります。
しかし、FXでは同日で売り買いを決済させるために
元本の100万ドルは売りと買いを相殺(売り買いが同額でプラマイゼロになる)することができ
わざわざ受け取って支払う必要がなくなります。
もし、当日、決済せずに次の日にポジションを持ち越すとしても
FX業者が当日のポジションと反対の売買を行い
次の営業日に再び同じポジションを建てる(スワップ取引)ことで
当日のポジションを決済します。
現在、銀行間同士の取引もネット決済と言い
これと同じ決済方法で行われています。
大きな金額を動かすということ自体がリスクになるため
このようなシステムが今では主流、一般的になりました。
もし、当日に決済しない場合にはポジションを同じレートのままで次の日に繰り越します。
これをロールオーバーと言い、その時に発生する金利差をスワップポイントと呼びます。
スワップポイントとは
スワップポイントとは、2つの通貨同士の「金利差に基づき算出される額」のことで
外貨の売りか買いのどちらかのポジションを次の日に繰り返す
ロールオーバーをする際に発生します。
金利の高い通貨を低い通貨で買うと、そのスワップポイントを受け取れますが
逆に高金利の通貨を低金利の通貨で売ると
逆に支払わなければなりません。
例えば豪ドルの年利が4.5%で円の年利が0.5%
1豪ドル=80円の時、10万豪ドル買ったとします。
金利差が1年間変動しないと仮定した場合…その買いポジションを
1年間ロールオーバーすると
理論的には金利差4%分を受け取ることになります。
即ち10万豪ドルの4%の金利分にあたる
4000豪ドルを受け取り、10万豪ドルの円対価である
800万円の0.5%の金利分4万円を支払います。
もし、1年後もレートが80円で変わらないとすれば
豪ドル金利分の4000豪ドルを売れば32万円を受け取りますから
円金利の4万円を支払うと28万円の金利差が利益として
手元に残る計算となります。
FXではポジションを保有する限り、土日や祝日も含め
毎日スワップポイントの受け取り、または支払いが生じます。
このようにFXでは高金利の通貨を低金利の通貨で買えば
為替損失が出たとしても金利差分によって
長期間保有する際に余裕が出来ることになります。
株で言えば配当が入るのと似ています。
ただ、現時点では各国の利下げにより円との金利差が縮小
スワップポイントの水準もかなり小さくなっているため
スワップポイント狙いの取引は難しいです。
一方で、低金利の時代には今後利上げの可能性が高まることから
FX本来の為替差益を狙った取引と同時に
長期投資の仕込みチャンスも十分に期待できるでしょう。
武器となる「レバレッジ」
レバレッジとは梃子(テコ)のことです。
FXは証拠金の何倍もの取引が可能です。
例えば、1ドル=100円の時、レバレッジが最大25倍の
FX業者では証拠金を20万円入れた場合
20万円×25倍で5万ドル(日本円で500万円)相当までの
取引が出来ることになります。
その場合は5万ドルの買いで1円円安になれば
5万円の利益が出ます。
1円円高になれば5万円の損失になります。
その他にもFXは他の投資種目にくらべ有利な特徴があります。
土日を除き24時間取引が出来る
外国為替市場は24時間休みのない市場です。
FXでも土日を除き、24時間取引が可能ということです。
24時間取引と言いながらも、なぜFXでは土日の取引が出来ないのか。
その理由は土日でも取引をしようと思えば可能です。が、
参加者が殆どいないことで売り買いのスプレッドが極端に広がるため
FX業者も土日の取引を制限しているからなんですね。
ただし、日本の祝祭日は海外市場には全くもって関係がないので
祝祭日でも売買が可能です。
通貨ペアが多い
FX業者によっては40ペア以上もある会社もありますが
実際の取引では
最低10ペア程度、多くてもせいぜい20ペアもあれば十分でしょう。
ただし、取引をしなくても様々な通貨の動きを
参考にすることは大切です。
FXは手数料、その他のコストが圧倒的に低い
顧客のコストとしては、取引手数料とスプレッドがあります。
現在、殆どのFX業者では取引手数料が無料で、スプレッドもドル円で
1~2銭程度の業者が主流です。
FXは外貨建て金融商品の中で圧倒的にコストが安く
デイトレなどで頻繁に売買することが可能です。
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