欧州債務危機とは一体なに?起きた原因と見解のまとめ

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ダイスケです。

ドバイ・ショックの最中に、更に大きな世界金融危機
という文字が…。
その発端となったのは、EU加盟国であるギリシャ。

そしてギリシャだけにとどまらず、ポルトガルやアイルランドや
イタリア、ギリシャ、そしてスペインのPIIGA諸国に
飛び火していったのです。

EU全体を巻き込んでしまった金融危機、
それが欧州債務危機です。
この欧州債務危機についての見解をまとめます。

そもそも欧州債務危機はなぜ起こったのか?

発端となったのはギリシャの粉飾決済。
2009年の10月の政権交代時にはそれが明らかにされました。

財政赤字が実際はとんでもない額だったのにも書かわらず、
数字を小さく見せていた、つまり誤魔化していたということ。

元々公表していた数字から4倍近い財政赤字が暴露されて
しまったというわけです。

EUに加盟するのも財政赤字のGDP比基準があるのですが、
ギリシャはEUに加盟するためにも、その頃から粉飾を
行っていたようなものです。これは結構エグいですよ(笑)

それほどにとんでもない額にまで膨れ上がってしまった
財政赤字をギリシャのような小さな国が自力でどうにか
できるわけもないのです。

市場関係者らは察して、あのギリシャは債務を返還できないだろう、
いわゆるデフォルトするのではないかと考え始めたのです。

ギリシャにお金を貸し出してしまったら返ってこない…
危機感を覚えるとはまさにこれで、他のEU加盟国の中にも
財政不安がある国があるとわかってきたのです。

それが上の方で前述した「PIIGS諸国」です。

EUの共通通貨であるユーロの政策金利は、欧州中銀校(ECB)が
決めているのですが、財政政策に関しては国ごとに任せていました。
結果、PIIGSのような適当な財政を許してしまうことに…。

こうしてギリシャから飛び火していった財政不安は
PIIGS諸国へと飛んでいき、拡大することで応酬のみならず
世界を巻き込む形となりました。

欧州債務危機を迎えた結果どうなったのか?

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欧州債務危機が起こってからも、この事態は中々収まりそうに
なかったのです。

それは、EU各国での意見の対立に加え、
この事態の対応策の遅れなどがあったからです。

財政が安定しているドイツが主導で救済しようと
していたわけですが、ギリシャと意見がこじれたりと…
まあ大変だったようです。

ギリシャもなんとか財政改革を打ち出そうと
必死に動き出そうとしていたのですが、これまでの
本当に適当な財政状況から改革をするのは本当に大変。
ギリシャ国民がブチ切れてしまったのです。

消費税増税に加え、公務員の給与作戦、そこから
年金カットというコンボ…(笑)

そりゃ、いきなりそんなこと言われても!
と怒るのもムリもないでしょう。暴動も起きてしまって大変。
ドイツ側はドイツ側で適当な財政を運営してきた
小さな国にお金を貸すなんて…と国民が言い放ったり、
財政危機から政治危機にまで発展しそうな勢いでした。

誰も信用不安のある国にはお金を貸してくれませんから、
各種国債の利回りがとんでもない数値になっていきました。

ギリシャ国債の10年物の利回りは40%程度にまで
上がってしまったのです。これは日本国債の10年物の利回りが
約1%ですから、比較すればわかるように異常な利回りです。

還元さえされれば大儲けできるのですが、
破綻すれば紙くずになってしまうという…。

他のPIIGS諸国の国債も同様に利回りが上がっていきました。
PIIGA各国も緊縮財政措置を取ることで、
EUや国際通貨基金(IMF)から支援してもらうことが決定しました。

しかし、支援をしてもらえれば根本的な解決に結びつくことなどなく、
ただ危機を免れているだけ。それが欧州債務危機なんです。

そんな中、アイルランドだけは支援体制からの
脱却ができたようです。一番危ないギリシャは
あとどれくらいで脱却できるのでしょうか。

欧州債務危機の相場は?ヤバイ?

一番打撃を受けたのはもちろんユーロでした。
欧州債務危機というくらいですからね。

ユーロは多くの投資家からも投げ売られ、市場は
ユーロの全面安となりました。

一方、アメリカもリーマン・ショックから低金利を
打ち出していて、それが短期間ではなく長期化すると

見越されていたり、失業者数の増加などもあり、行き場を
失ってしまった投機マネーが主軸通貨の米ドルを買う方には
向かなかったのです。

そこでこのマネーが流れこむ先がやはり我が国の日本円。
ただ、この時は日本円だけではなく、もう1つの通貨が
対ユーロで買われていました。それがスイスフランです。

スイスも日本と同様にリスク回避通貨として利用されます。
永世中中立国に加え、銀行の信用度が高かったことが理由です。

このことから、結果的に円高とスイスフラン高が発生。
でも日本もスイスも国内経済に影響を及ぼす通貨高をよく思うわけが
ありませんでした。ここで為替介入です。

欧州債務危機は現在もくすぶっており、
基幹的にはまだまだ非常に長いのです。

2011年8月4日に1回目の為替介入と
2011年10月31日に2回目の為替介入。

あの時の相場は上がったら売りという流れであったため、
1回目の為替介入では損失を出してしまった人もいるかも
しれませんね。

しかし2回目の為替介入に関してはわかりやすく、
儲けてしまったなんて声も普通に上がっていました。

ただ、実際に為替介入してもその後円高になってますから
一時的な介入のみでは相場の流れには逆らえない。

対してスイスフランも、スイス国立銀行は
1ユーロ=1.20フランの為替水準を無限介入してでも
守ると発表しました。

これによって、スイスフランのレートは
ほぼ動かない状況でした。

この介入は予測していなかった人も多かったそうで、
スイスフラン、円絡みの取引をしていた人に関しては
かなりの損失を被った方もいたそうです。

リーマン・ショック、ドバイ・ショック、欧州債務危機と
世界的な経済危機に見舞われた際には、リスク思考型通貨は下落、
そしてリスク回避型通貨は高騰していきます。

リーマン・ショックは100年に1度の世界経済危機…
なんて言われていますけど、しばらく危機がこない
ってわけではありません。

そういったリスクも含め、考えながら生活に投資、
FXを取り入れていくのがベストです。

極稀で初心者がこの介入を見越して
儲けようという人もいますが、それはただのギャンブルなので
一発逆転など狙わずにコツコツと積み重ねていきましょう!(笑)

ダイスケ

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