ダイスケです。
発表時には、為替が大きく変動する可能性があります。
為替相場の動向にご注目ください。
本日午前の東京市場では、1米ドル=117円台で推移しています。
米国政策金利の利上げの時期を見極める判断材料として、
今夜発表の米国雇用統計に注目が集まっています。
1月の失業率と非農業部門雇用者数の市場予想は、
それぞれ5.6%、23万人程度の増加となっています。
同統計が市場予想を上回れば米ドルが買われ、
円安・米ドル高となる可能性があります。
逆に市場予想を下回れば、円高・米ドル安となる可能性があります。
<相場動向/ファンダメンタルズ>
【日米株高や原油高を受けたリスク志向の流れで円安基調に】
昨日の為替市場は、ギリシャ問題による
ユーロの乱高下が市場全体に波及して
荒れた展開となって推移しました。
米国経済指標では、12月貿易収支は市場予想より悪化していた一方
新規失業保険申請件数は予想より強い結果と、
まちまちで、ドル円への影響は限定的でした。
ドル円は、米長期金利の上昇を受けて117.55まで上昇したものの、
強弱入り混じった米国の経済指標を受けて買い一服となりました。
その後、米国株の大幅高や原油価格の
上昇を背景に米長期金利が上昇したことや、
ユーロ円相場の円安を受けて買い優勢の展開となりました。
ユーロドルは、スイス中銀がユーロ・スイスに
介入するとのウワサで買われたものの、
ギリシャ債務問題に関するドイツとギリシャの財務相会談が
合意に至らなかったことから売り再開となりました。
ただ、ECBがギリシャに対して緊急支援枠を設定したとの一部報道や
ユーロ円相場のユーロ買戻しの流れを
受けて急騰し、1.1500に接近する場面もありました。
ユーロ円は、米株高を背景にリスク志向の流れに転じ、
円安が進行したことから買い優勢となり、
さらには、ユーロドル相場のユーロ高につれて、
急ピッチで買い戻される展開となりました。
目まぐるしく動いているものの、米雇用統計を控えていることや、
特にユーロはギリシャ債務懸念がくすぶっていることから、
ドル円、ユーロ円、ユーロドルのいずれも
上値では利益確定の売りに押される展開となって引けてきています。
今日は、米株高を受けて日経平均が大幅高となっており、
為替市場もリスク志向の流れが続いている一方、
今夜に米・1月雇用統計の発表を控えて
様子見姿勢が広がって、動意に乏しい展開となって推移しています。
なお、仕掛け的な売買で荒れた相場になっているので
引き続き、ボラタイルな動きに注意が必要となります。
米雇用統計の結果は、労働市場に原油安の
影響がどの程度あったのか、
その結果待ちとなってきます。
ドル円、ユーロ円、ユーロドルは、
ボックス相場となって相当煮詰まってきているので、
発表後のボラタイルな動きに注意が必要となります。
■ドル円相場
<相場動向/テクニカル>
日足では、118.00で上値をキャップされてもみ合いが続いています。
当面、上値は118.00や一目均衡表の雲・上限の119.27を超えてくるか、
下値は116.90でサポートされるか、要注目です。
テクニカル指標では、ボリンジャーバンドの
センターラインが右下がりとなっており
ここで上値がキャップされています。MACD、ストキャスティクスは売りサインとなって、
下振れする可能性があるものの、バンドの幅が縮小しており、
保ち合い局面に入っていることを裏付けています。
1時間足では、117.44近辺にある62EMAでの攻防が続いています。
当面、117.68近辺にある200時間移動平均線を超えてくるか、注目となります。
当面、上値は117.40を超えてくると117.68近辺にある200時間移動平均線や
117.80、118.00、118.50、118.70、118.90、
一目均衡表の雲・上限の119.27、119.40、120.00、120.90、121.90を目指す展開となります。
一方、下値は116.90を割れてくると116.40や115.80、115.30、
心理的支持線の115.00まで調整する可能性があります。
■経済指標
09:30 ☆☆☆ オーストラリア:RBA金融政策会合議事要旨発表
16:00 ☆☆ ドイツ: 12月鉱工業生産
18:30 ☆☆☆ 英国:12月貿易収支
22:30 ☆☆☆☆☆ 米国:1月雇用統計
22:30 ☆☆☆ カナダ:12月住宅建設許可
22:30 ☆☆☆ カナダ:1月失業率 /雇用者数変化
ダイスケ
最後まで記事をお読みいただきありがとうございます。
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