ダイスケです。
今日、いつもの日課でYahoo!のトップページで
「企業の4割超が「正社員不足」 過去10年間で最多」
というタイトルに目が行きました。
帝国データバンクの調査結果によると、
2月21日発表した企業の人手不足に関する調査結果で
「正社員が不足している」と答えた企業は43.9%に上った。
とのことでした。
企業の4割超が「正社員不足」 過去10年間で最多(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170221-00000088-zdn_mkt-bus_all
正社員が不足しているという企業を業種別にみると、
「放送」が最も多く、73.3%。
「情報サービス」(65.6%)、
「メンテナンス・警備・検査」(62.9%)、
「人材派遣・紹介」(60.8%)、
「建設」(60.1%)が多かったとのこと。
4,5年前ではデフレの真っ只中の
東北沖の大きな地震の立ち上がりの段階で、
就職先が中々見つからない状況から一転して
約4割強の企業で人手不足に陥ってると。
今までの人材は一体どこへ行ったのか?
気になる部分ではありますが、ここ最近の
「人に雇われずに食っていく」ようなフリーランスの
流れがあることからの影響も少なからずありそうですね。
特に力がある人は零細企業を作ってみたり、
一人社長で起業する人も私の周りでは増えてきました。
正社員でのんびり食っていくか、それとも
人生は一度しか無いということでロマンに突き進むのか、
万人向けの教材がないように個人差や価値観等々の
違いでこのニュース1つ見ても見かたが
ガラッと変わってきますよね。
そんなわけで今回も投資系のキャンペーンが
始まっていますので取りあげます。
天野 倫太郎「World Work War」
現在資産17億8900万円の
元国立大学助教授が主導する
全人類1200万円獲得プロジェクト
特定商取引法に関する表示
商品名 World Work War
運営責任者 WWW運営統括事務局
所在地 東京都西東京市西原町1-3-2-302
電話番号 050-5240-4092
全人類1200万円獲得プロジェクトとは?
元国立大学助教授が主導する
全人類1200万円獲得プロジェクトが
指導したとのことです。
累計総報酬はなんと27億6000万円
実践者平均年収は1,245万円と、かなりインパクトのある
数字が掲載されていて、ただ数字を眺めてるだけでも
「一体どんな方法なのだろうか」と
興味を示してしまうであろうLPになっています。
そして138年の歴史がどうとか、禁断の手法だとか
この業界のよくある手の込んだ言い回しには
呆れてしまいますが、収益性や確実性は共にNo.1の
システムであると言い切っている辺り、
なぞの万能感と自信を感じられますね。
とはいえ、過去の無料オファーと比較しても
「業界No.1」だとか「稼がせる」といった表現を
やすやすと使っているオファーに関しては概ね
炎上騒ぎになる傾向があります。
特に昨今では投資系の無料オファーにおいて、
それなりの話題性を持って炎上&返金騒動が
他のサイトや掲示板等で話題になりがち。
胡散臭さをどことなく感じた方も少ないと思いますが
中身を見ていくと今熱い投資系の無料オファーでした。
投資で全人類に1200万円を獲得させる
というのも、冷静に考えて難しいのではないか?と
思うのは普通ですし、というか話のスケールが大きすぎます(笑)
どこの元助教授だか知りませんが、特にこの業界では
言ったもん勝ちがまかり通ってるし、助教授のポジションって
別に特段凄いところではありません。
一言一言、どういった人が何を言ったのかで
情報が広くシェアされるのかなど、昨今では非常に
重視されている傾向から、助教授という肩書を使うことで
この業界の胡散臭さを払拭するための仕掛け、
なのかもしれません。
本質は元助教授がどうこうではなく、
「本当にその方法で稼いでいるのか」
「稼がせられたのか」
「優位性はあるのか」
ここのみにフォーカスすればいいわけです。
詐欺がどうこうとか、そんな部分に目を向けるではなく
怪しかったら参加する必要も、相手する必要もありません。
「本当に稼げるのか」
ここのみに焦点を当てればいいんです。
やたらと長い動画と泣き落し
メールアドレスを登録した先にはいつものように
1話目の動画が掲載されていました。
提供されている動画の厚さや、今回のプロジェクトの
ざっくりとした?明がありましたが、具体的な
稼ぎ方の方法、ビジネスモデルの詳細、?明は
限りなくないに等しく、天野倫太郎さんのこれまでの
経歴の解説やマインド、苦労話を聞かされるだけ。
そりゃ、低評価も付きますって(笑)
また、動画では大衆心理を使うことで
1日20分で月収100万円。年収は1200万円。
しかもこれが確実に誰でも達成できるとまで断言しています。
「大衆心理を使うことで」と言われていますが
確かにこれは株式投資でもFXでも、応用が効きます。
例えば逆張りなんかはそうで、昨今では東芝が上場廃止で
株価が下落しています。
そのニュースを見て大半の人は
「ああ、東芝も終わりか…」
と思って空売りを仕掛けたり、そもそも
リスキーだから手を付けないと。これが大衆の考え方です。
しかしここで「逆張り」でギリギリまで下がったタイミングで
買うことで、大衆の考えの逆を行くことで
大金を稼ぐことだってできるわけです。
その心理に基づき、たしかに投資やビジネスにおいて
その考え方等を学ぶことで得られるものはあります。
とはいえ「大衆心理」がバイナリーオプションを使って
「確実に年収1200万円を稼がせる」ことは
ハッキリ言って不可能だと思って下さい。
そもそも、投資ってのは確実性がないからこそ投資であり、
「絶対に稼げる方法」ではありません。
ただ勝率を高める方法であれば何通りもあって、
今回の案件に関しては、なんとか天野倫太郎さんは動画で
「社会心理学万能説」
を唱えて興味を惹かせているに過ぎないのです。
ですから、本当の意味で「投資」をされたことがある人は
「FXは難しい」「バイナリーはゼロサムだ」とか言ってる人は
ある意味で「見る視点」が私とはまったく違います。
あたかも株式投資やFXは難しいから他のネットビジネスを
提案するのはまったくもって結構ですが、あたかも
「投資は難しいからやめとけ」
と、可能性を捨てさせて提案させるのは
私としては本望ではないし、せっかく投資に
興味を持ってもらっているにも関わらず
希望を捨てさせるのは非常にもったいないと。
そう思いますね(笑)
というか、投資は難しいってどこで覚えてきたんですかね?
とはいえ今回の天野倫太郎さんが言ってることは
さすがに誇張表現ばかりですね。
バイナリーオプションそのものの仕組みは簡単で
誰でも稼げるのは事実ですが、それだけに簡単に
損を被ることができます。
つまり、100万あったものをゼロにすることは
簡単だってことです(笑)
やることは2択なんですから、そういうことです。
仮想敵を使った巧妙なマーケティング
ページを隅々見ていくと、どうも他のビジネスや
昨今のネットビジネス業界のキャンペーンを貶すことで、
みんなのヒーローになったつもりになっているようです(笑)
例えばコレ。
これはGoogleの検索窓で
「ネットビジネス 詐欺」
と検索した際の検索結果になります。
件数としては[1,130,000 件]
のようで、これを「被害報告」としています。
つまりこの検索結果を見て
[1,130,000 件]の被害報告
として掲載しているのです。
ネットビジネスって色々ありますけど、
一概に「どういったビジネスモデルがネットビジネスなのか」
について言及しているサイトって多くはありません。
見かたを変えると
[1,130,000 件]という検索結果を見た
天野倫太郎さんが興奮しちゃって
「1,130,000 件の被害報告があるぞ!みんな気をつけろ!!」
って、言っているようにしか見えないです(笑)
まさかそんな知識なしで他のビジネスを貶して
自分のWWWプロジェクトは優秀だぞ!と言いたいが為の
"仮想敵"ではないかと思ったんですが…。
こういう表現の貶し方は逆に自分の首を
締めることになりそうなので辞めといた方がいいです(笑)
なんの根拠も示せず、どこの助教授なのかもわからない上に
信憑性のない数字を掲げ、どこの誰か知らないけど、
参加者は全員1200万円を達成したなどと豪語するお方が
「ネットビジネスは詐欺!WWWはネットビジネスじゃない!」
なんて言ってるんですからバカげてますよ(笑)
そんな予備知識で
なので、あなたが年収1200万円を本気で達成したいのなら
「WWW」1本だけに絞ってください
こんな無責任なこと言えるのも才能ですね。
バイナリーオプションは損をする可能性は絶対にあること
あえてここで「絶対」という表現を付け加えておきます。
一応、今回のキャンペーンでは社会心理学を使って
マインドバイナリーオプションなどという手法を
公開してくれるとのことです。
内容的にはとても初歩的な内容でした。
まったくの初心者さんであれば参考になる部分は
あるかと思います。
が、分からない部分はネットでも十分に
学べる程度の内容でもあるので、必要な分を必要なだけ
学んでみるというのもアリです。
ただ普通にこの手のマニュアルにおいては
私がブログでも紹介しているバイナリーオプションの
教材でも特典レベルで付けられる程度のもの。
200数ページもあるので、どんな手法に出会えるのだろうか?
と若干の期待感は持っていたものの、
とてもじゃないですが、大衆心理がどうとか
そういった「手の込んだ解説」はありませんでした。
より具体的にお伝えすると、
チャートを使ったり、ボリンジャーバンドがどうこうとか
まさに初歩的な使い方レベルの話が続いていくような
内容でした。
そうすると、テクニカルチャートを使って
ラインを見て売買を行っていく裁量取引が
メインになってくるのでは?と推測できます。
まあ、かなり広告文から乖離しているのは
明らかではありますが、抵抗線なりボリバン使えば
簡単に月収100万円だとか損せずに稼げるかと言われれば
難しいのは明白です。
逆に人ってのは、それらのルールやツールを活用しても
欲求を抑えられなくなったり、その手法を信用出来なくなってしまう
ということが定説といいますか、特に初心者の方に多いので
トントン拍子に簡単にお金を稼げるという謳い文句は
鵜呑みにしないほうがいいです。
確かにボリバン等、テクニカル分析を行えば
一定の勝率を上げることはできるかもしれません。
ただ誰しもがその手法を「間違いなく」信用し、
取引し続けるのは、難しいと思って下さい。
とはいえバイナリーオプションは稼ぎやすい、
その反面いつでも損失を被ることが出来るのは間違いないです。
ですから金融庁が規制を掛けてくるのも納得です。
結局のところバイナリーオプションで必要なのは
「ルール」ですから。
>バイナリーマスターズアカデミー
ダイスケ
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